聞こえにくい方へ。出張マッサージ中の力加減と「止めたい」を伝える準備

横になる前は普通に話せていたのに、うつ伏せになるとセラピストの声が聞き取りにくい。聞き返すために何度も顔を上げるのは落ち着かないし、力加減を尋ねられた気がして、つい曖昧にうなずいてしまう。聞こえにくさがある方にとって、施術中のやり取りは、予約の連絡とは別に気になるところです。

出張マッサージを受ける前に相談しておきたいのは、「大きな声で話してもらうこと」だけではありません。どんな姿勢なら説明を受け取りやすいか、途中で止めたい時にどう知らせるか。そこまで決めておくと、横になってから伝え方を考えずに済みます。

那覇のホテルやご自宅でほぐしまんを利用する際、聞こえにくさが気になる方へ、施術前から終了までの確認方法をまとめました。聞こえ方や使いやすい方法は人それぞれです。必要な対応は、ご予約の際に公式窓口へご相談ください。

「聞こえにくいです」に、してほしいことを一つ添える

片側からなら聞き取りやすい方、顔が見えると話を理解しやすい方、声より文字で確認したい方。同じ「聞こえにくい」でも、楽なやり取りは違います。補聴器を使っているかどうかだけで、伝わり方を決めつけることもできません。

最初は、病名や詳しい経緯を説明するよりも、その場で必要な希望を短く伝えると話が進みます。

  • 「左側から話してもらう方が聞き取りやすいです」
  • 「説明する時は、顔が見える位置でお願いします」
  • 「料金とコースは、文字でも見せてください」
  • 「横になっている間は声が分かりにくいので、確認する時はいったん止めてほしいです」

声を大きくしても聞き取りやすくなるとは限りません。「もう少しゆっくり」「一つずつ」「文字で」と、希望する方法まで伝えてみてください。聞き返すことに気を使って、分からないまま話を進める必要はありません。

コースの説明は、横になる前に済ませる

ベッドで顔を伏せてからでは、相手の表情も口元も見えにくくなります。料金やコースの説明、触れてほしくない場所の確認は、座って落ち着いて話せるうちに済ませておくと、姿勢を何度も変えずに済みます。

確認したいのは、予約したコースと時間、支払う総額、希望する部位、避けたい場所です。特に数字は、聞き取れたつもりでも取り違えが起きやすいので、予約のメッセージやメモを一緒に見る方法があります。

例えば「肩を中心に、右の足首は触らないでください」と伝えたら、担当者にも内容を確かめてもらいます。うなずいたかどうかだけで終わらせず、「肩を中心に、右足首は避ける、で合っていますね」と同じ内容を確認できれば、認識の違いに気づきやすくなります。

分からない説明があれば、その部分だけ聞き直してください。「今の最後のところを文字でお願いします」と区切れば、最初から全部やり直す必要はありません。

止めたい時の合図は、始める前に試しておく

施術中に大事なのは、痛い時や不安な時に確実に止められることです。「何かあったら言ってください」だけでは、声を出しにくい姿勢の時や、相手に届いたか分からない時に困ります。

声で「止めてください」と言う方法に加えて、手を上げるなど、本人が出しやすく担当者が気づける合図を相談してください。手や腕を施術する時、タオルが掛かる時などは、同じ合図が使いにくくなることもあります。実際に横になった姿勢で見えるかどうか、一度試してから始めると確認が具体的になります。

合図の意味は、まず「いったん手を止める」にしておくと整理しやすくなります。止めた後で、弱くしてほしいのか、場所を変えたいのか、起き上がって説明したいのかを伝えます。一つの動作にいくつも意味を持たせると、受け取り方がずれることがあります。

これは合図の一例です。手を上げることが難しい方もいますし、声の方が伝えやすい方もいます。使いやすさを優先して担当者と決め、伝わる方法を確認してから進めてください。

力加減の確認は、「大丈夫ですか」だけで終わらせない

何を聞かれたか分からない時にうなずくと、「この強さでよい」と受け取られるかもしれません。聞き取れなかった場合は、力加減を答える前に「質問が聞き取れませんでした」と伝えて構いません。

文字を使うなら、短い言葉を大きく書いたメモも選択肢です。「弱く」「そのまま」「止める」のような項目を用意し、いったん手を止めて、見える位置で確認する使い方があります。うつ伏せのまま無理に画面を見ようとせず、楽な姿勢に変えてから確認してください。

「右の肩だけ弱く」「ふくらはぎは今のまま」など、場所と希望を組み合わせると、全身の強さを変えたいのか、一部だけ変えたいのかも伝わります。長く説明する必要はありません。

途中で希望が変わった時も、その都度伝えてください。始めに「この強さでよい」と答えたからといって、最後まで同じ力加減を我慢する必要はありません。

筆談やスマートフォンは、使う時に手を止めて

スマートフォンのメモ画面を使う場合は、文字の大きさを調整し、見せたい文章だけを表示しておくと読み取りやすくなります。予約時の長いやり取りを毎回探すより、「首の前側は触らないでください」のように、一つの希望を一画面にまとめる方が確認しやすいこともあります。

置き場所は、寝返りで落とさず、起き上がった時に手が届く場所に。施術を受けながら片手で入力しようとすると、体をひねったり、画面が見えにくかったりします。伝えたいことができたら、先に合図で止めてから文字を見せる、という順番にしておきましょう。

紙のメモの方が楽なら、そちらで構いません。音声を文字に変える機能を使う場合も、コース名や金額が正しく表示されているかは確認が必要です。変換された文字だけで話を進めず、大切な内容は相手と読み合わせてください。

スマートフォンのロック解除番号を伝えたり、関係のないメッセージまで見せたりする必要はありません。必要な画面を自分で開き、確認が終わったら手元に戻す使い方で十分です。

補聴器と部屋の明るさは、自分に合う状態を相談する

補聴器を付けたまま受けるか、外すかは、ここで一律には決められません。機器の取扱説明や普段受けている案内を優先し、耳の周りに触れられたくない、タオルを掛ける時に気をつけてほしい、といった希望は先に共有してください。

外す場合は、置く場所と、外した後の連絡方法を決めてからにします。枕元にそのまま置くより、普段使っているケースなど、本人が管理しやすい場所を用意しておくと、終了後に探し回らずに済みます。

部屋を暗くした方がくつろげる方もいますが、顔や文字が見える明るさを残した方が安心な方もいます。照明を落とすことを優先せず、「説明の時は手元灯をつけたい」など、自分が確認しやすい環境を伝えてください。

同伴者がいる場合も、説明を誰に向けてしてほしいかは本人の希望で決められます。「私に文字で説明してください」「この部分だけ同伴者と一緒に確認したいです」と伝える方法があります。

予約時には、施術中に必要な方法まで相談を

ほぐしまん那覇店の公式お問い合わせページには、電話とLINEの案内があります。文字で連絡したい場合は、LINEから希望日時などに加えて、施術中に必要なやり取りについてもご相談ください。

聞こえにくさがあり、横になると声の確認が難しいです。開始前の説明は文字でも確認したいです。施術中は、止めたい時の合図を担当者と決めてから受けたいのですが、どのような方法で相談できますか。

これは問い合わせ文の例です。使いたい方法が決まっていれば、紙の筆談、スマートフォンの文字表示など、具体的に添えてください。手話でのやり取りを希望する場合も、対応できる担当者や方法があるかを予約前に確認してください。このページで手話対応を保証するものではありません。

文字で予約する際の日時・ホテル名などの整理は、文字予約についての案内も参考になります。

施術中のやり取りについては、「何と言われたか分からないまま返事をしないこと」と「途中で止める方法を共有すること」を、最初に確認しておきましょう。聞き返し続ける負担を減らし、自分の希望が伝わる状態で休むための準備です。

ご利用前の相談は、ほぐしまん那覇店のお問い合わせページからご連絡ください。

聞こえにくい方とのやり取りについては、東京都「聴覚障害 障害特性」と、内閣府「聴覚・言語障害の合理的配慮等具体例」を参照しました。この記事は施術時の意思疎通についての案内です。

関連記事

PAGE TOP